People

開発者のモチベーションを刺激する
社会の根幹を支え人の役に立てる仕事

環境計測事業 技術開発

入社2016年

YDKテクノロジーズを選んだ理由

気象や防衛など、珍しい事業で
人の役に立てること

大学での専攻は物理学で素粒子実験に用いる超伝導光センサの研究をしていましたが、就職活動時期には基礎研究よりも自分の功績が「モノ」となって残る仕事がしたい、実際に大勢の人の役に立つものを作りたいと思うようになり、専攻にはとらわれず、メーカーの開発部門を中心に就職活動をしました。そのような中で、当社の先輩社員と面談する機会に恵まれ、河川に行っての実験、富士山頂の測候所での製品のメンテナンスのことなど気象や防衛に関する珍しい仕事の話を聞き、なかなか普段の生活では味わえないような経験や体験ができるのではと面白みを感じたことが決め手になりました。また面談時に先輩とリラックスして話をすることができ、当社には自分と相性がいい人が多くいるのではと思えたことも入社理由の一つです。

わたしの仕事

自然災害が激甚化する中で
より重要性が増す水位計・雨量計開発

現在、水位計や雨量計などの水文・気象観測装置や情報伝送器の設計開発・保守設計・技術サポートを、電気Grでは主に製品の電子回路部分の設計や評価を行なっています。
入社時は製造研修で基礎的なことを学びます。当社は技術部と製造部の距離が近い会社なのですが、この研修時に製造とのつながりを持てることもその一因かも知れません。研修後、現在の部署である環境計測事業の技術部署に配属となり、水位計開発に携わることとなります。途中2年間、親会社に出向し、防衛製品の開発に就きました。防衛で要求される性能は高く、また大企業の仕事の進め方も経験し、大変勉強になりました。再び当社に戻ってからは積雪計の改廃設計などを担当。直近ではIoT多点観測システムの設計を行ったのですが、多方面から評価を受け、かなり達成感がありました。

この仕事に求められること

広い分野を見ていくことが
できる強い学習意欲と
製品の開発をスムーズにする
コミュニケーション力

大企業の場合は一つの製品について大人数が関わりながら大規模な開発が進められることが多いのですが、当社の企業規模では開発するものの規模も小さくなるので、一人、もしくは数人で製品を担当し、さらに専門外の知識が要求されることもあります。その都度、新たな知識を得ようとする強い学習意欲が必要ではありますが、一つのことに縛られずいろいろなことに挑戦したい人には良い環境だと思います。

また、技術開発だけでなく内外の交渉も技術者が行わないとならない場面もあり、開発中も携わる人たちとのコミュニケーションが必須です。以前、ある製品のノイズ放射に関する試験に向けて電気設計者とメカ設計者とで取り組んだのですが、お互い推測で進めたので、試験前に電子機器部分と外側の筐体が合わず、再調整が必要となったことがありました。もちろん製造のスケジュール確認も欠かせません。良い製品を作るためにもお互いに話しやすい環境が必要だと痛感した出来事でした。
担当分野に関しては水位計など自然が相手のことなので、想定外の不具合が起きることがあり、また発生条件が不明な場合もあります。そこでは論理的に原因を推定し、立証、対策を立てられる思考力も求められます。

仕事のやりがい・
YDKテクノロジーズの魅力

今の社会の根幹を支え
人の役に立つ製品を提供する

当社の航空・燃焼事業、環境、防衛、航海のどの分野に置いても、社会の根幹を支え、多くの人の役に立つ製品を作り出し、それら事業に関わる人間の大きなモチベーションとなっています。
最近は大雨や洪水などの災害が激甚化し、ニュースでその被害がしばしば取り上げられています。そのたびに、自分が携わってきた水位計、雨量計などをはじめとした製品は、人命に関わる重要なものだと強く思うようになりました。その製作にプレッシャーを感じるとともに責任ある一面は大きなやりがいとなっています。身が引き締まる思いがありますね。
また、富士山頂の測候所や自然豊かな河川など、なかなか普段入ることができない場所にも研究のために行けることも魅力です。
余談ですが、社員食堂で温かな食事を取れることも気に入っていますよ。

わたしのこれからと目標

専門知識や新しい技術を積極的に学び
後輩の指導に活かせるように

環境に関する製品は公の機関で使われることが多いこともあり、昔ながらの使い勝手のものが多く、あまり突飛な新技術などは好まれない傾向があると思われてきました。しかし、IoTを活用した新事業が出てきて、それらに強い企業がどんどん参入している現状があります。その流れに遅れないように、市場に流通している技術はもちろん、今後使えそうな技術に関しても積極的に学び、いつでも必要な時に当社の環境製品に組み込めるような知見を持つ技術者でいたいと思います。また自分の経験も踏まえ、後輩たちを指導できる力も身につけていきたいと思っています。

学生のみなさんへメッセージ

働きたい企業の社員に会って
職場の雰囲気を確かめる
今後長く働くために
社内の風土を知っておくこと

自分のやりたいことができる企業であることも大切ですが、長く働くためには、自分が働きやすい社内風土なのか知ることも重要です。どちらが欠けてもいずれ辛くなってしまいます。私は最終的に社内の雰囲気で入社を決めて良かったと思っているので、皆さんにも働きたい企業の社員と会うことをお勧めします。

当社の仕事内容に関しては、少し特殊な分野になりますが、専攻外でもやる気があれば大丈夫です。学生時代に学んだ研究の手法や論理的な考え方などは活かすに越したことはありませんが、専門的な部分は入ってから学べます。私も専攻が違いましたが、回路設計の技術者として仕事しています。あまり分野にとらわれず、いろいろな企業を見てみてください。